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遺伝子治療の効果と看護師

遺伝子治療とは、病気の治療を行うために遺伝子を組み込んだ細胞を身体の中に投与する事によって病気の回復を図るという新しい病気の治療法です。遺伝子治療は医師のみにより行われるものではなく、看護師や薬剤師も含めたチーム医療によって行われる難易度の高い治療と言えます。現在、遺伝子を利用した治療の対象となる病気は結核やマラリア、エイズなどのウイルス感染症に加えて、心筋梗塞などの心疾患が対象となっています。最近では、パーキンソン病を含む多数の疾患が遺伝子が原因となる病気であるとの指摘が学会から寄せられています。そのため、将来的には様々な疾患にこの治療法が対応できる事が期待されています。
遺伝子とは生物の設計図に当たる物であり、それをもとに人間は形作られています。そして遺伝子により呼吸や心拍などの生命活動が維持されているのです。しかしながら、先天的な異常などから遺伝子が正常な働きを行わないと、免疫不全を起こしてしまう原因となってしまいます。遺伝子の異常には2つのパターンがあり、特定の遺伝子に明らかな異常が見られる単一遺伝子型と、糖尿病のように様々な環境因子が組み合わさって異常が起こる多因子病があります。遺伝子治療は生命の元となる遺伝子を操作する治療法であるため、患者さんの家族からの反対が多い治療法でもあります。しかしながら、患者さん本人の希望により遺伝子を利用した治療が行われる場合には看護師が十分な説明を行い、疑問や不安があれば何でも相談にのってあげるという対応を取ることで患者さんは安心して治療を受ける事が出来るようになるでしょう。